近年、投資の神様とも呼ばれるバフェットが、個人投資家に向けてS&P500に連動するインデックスファンドへの投資を推奨している背景からも注目を集めています。
本記事では、そんなS&P500について、「特徴」「過去の配当実績」「利回り」について具体的に解説をしていきます。
・S&P500に連動するインデックスファンドに投資することは、選び抜かれた優秀な米国企業に投資をすること。
・投資初心者でも、定期的に積み立てることで、高い利回りで安定的に配当金が手に入りやすい。
・ただし、油断は禁物。投資は自己責任で。
S&P500の3つの特徴
幅広い銘柄へ投資
S&P 500は米国上位500銘柄をカバーしています。
これにより、さまざまな業種や産業にわたる企業の株価パフォーマンスを網羅しています。
少し飛躍した表現ですが、「米国経済そのものの成長に投資をしている」とも言い換えれます。米国が確実に成長するかは断言できませんが、現在の覇権国であることは共通認識でしょう。
ブルチップ指標
ブルチップ指標(Blue-chip index)は、信頼性や安定性が高く、市場で広く知られている大手・優良な企業の株式を含む株価指数のことを指します。
これらに含まれる企業は、業界トップの企業であり、安定した収益性や成長性を持っていることが期待されています。
ブルチップ企業は、業界トップの企業であることが多く、一般には高い市場価値を持ち、幅広い業種にわたることがあります。これらの企業は一般的に財務的に安定しており、アップルやマイクロソフトといった顧客基盤やブランド価値が強固であることが特徴です。
しかし、ブルチップ指標は一般的に大企業中心の指数であり、成長性の高い中小企業や新興企業の株式を含んでいないことがあります。つまり、投資家が多様な投資機会を追求する場合には、ブルチップ指数に加えて他の指数や銘柄も検討することも重要になってきます。
マーケットパフォーマンスの指標
S&P 500の指標は、投資家やアナリストにとって市場の動向や相対的なリターンを把握するための重要な情報源となります。
景気の行方や企業の業績等にも大きく影響を与えるため、全世界から注目を集める数字です。パパのような個人投資家も、S&P 500の指標無視して株式投資は行えません。それだけ影響力の高い指標です。
代表的な構成銘柄
S&P500を連動対象とする米国ETF「バンガードS&P500ETF」の直近の構成銘柄は以下のグラフのようになっております。知らない人はいない優良企業がぞろりと並んでおりますが、実は毎年12月に定期的に銘柄の入れ替えも行わております。
上位10銘柄 | 業種 | 組入(%) |
アップル (AAPL) | 情報技術 | 7.22 |
マイクロソフト (MSFT) | 情報技術 | 6.55 |
アマゾン・ドット・コム (AMZN) | 小売・サービス | 2.69 |
エヌビディア(NVDA) | 情報技術 | 1.95 |
アルファベット(GOOGL) | IT・通信 | 1.83 |
バークシャー・ハサウェイ(BRK-B) | 金融 | 1.69 |
アルファベット(GOOGL) | IT・通信 | 1.61 |
メタ・プラットフォームズ(META) | IT・通信 | 1.53 |
エクソン・モービル(XOM) | エネルギー | 1.39 |
ユナイテッドヘルス・グループ(UNH) | ヘルスケア | 1.32 |
オススメの証券口座について、解説している記事もございます。
配当金・配当利回りについて
ここでは、気になるであろう配当金・配当利回りについてみていきます。
直近1年間の配当金
「バンガードS&P500ETF」は年4回の配当を行っています。3月、6月、9月、12月を基準日として配当金の支払いが行われます。※但し、実際の振り込みは翌月になることもございます。
直近の利回りは、1.58%で、直近の分配金は1.67ドル(約233円)です。利回りを年4回にわけた金額が振り込まれるイメージです。
年によって配当金利回りは異なりますが、1.0%-1.6%程度が多く、配当金狙いの投資より、売却益を狙う投資先として考える方がほとんどです。
まとめ
本記事では、S&P500について、「特徴」「過去の配当実績」「利回り」について具体的に解説をしてきました。
選び抜かれた優秀な米国企業に簡単に投資することができ、投資初心者に人気も高いことが分かりました。ただし、株価は、過去上がってきたから確実に将来上がるものとは限りません。リターンを得るためには、少なからずリスクを取る必要があります。
言われたから始めるではなく、自分自身でしっかりと調べて始めるようにしましょう。
最後まで見て下さりありがとうございました。
正しく投資について学ぶことが、資産形成においても重要だと捉えております。パパも勉強しながらも引き続き意味のある情報を提供できればと思います。株式投資ライフを楽しみましょう。