【ナレッジ】負けない株式投資をするためのリスク配分「コア・サテライト方式」

パソコンを打ち込む画像。 投資初心者

このブログは主に資産形成を目的とした20・30代の方に向けて書いておりますが、投資を始めようとしている方全員を応援しています。

コア・サテライト方式ってなんぞや、横文字やめてくれ。
そもそも投資初心者の私にとって重要なのか?

初めて言葉を聞いた時、パパはこう思いました。

本記事では、投資初心者の方や長期投資を前提で考えている方におすすめな投資戦略である「コア・サテライト方式」について、基本から、具体的な資産選びやポートフォリオ構築の方法まで、解説していきたいと思います。

・コア・サテライト方式は、「安定」と「成長」を両立する投資戦略のことである。

リスクを抑えつつ安定したリターンを目指す投資戦略として、非常に効果的な投資戦略。但し、投資には常にリスクが伴うため、継続的な学びとポートフォリオの見直しが不可欠

導入

今回は、投資の基本的な戦略のひとつである「コアサテライト戦略」についてわかりやすく説明します。そもそも言葉が横文字で入ってこないよ、という方に向けても説明がわかるように解説していきます。個人的には、投資初心者ほどこの投資戦略の言葉と概念を覚えて、使いこなせるようになってほしいなと思っております。

株式投資における「リスク管理」の重要性

言葉の説明に入る前に、1つ株式投資における「リスク管理」の重要性について触れます。

株式投資は、資産形成の有力な手段ですが、リスク管理が欠かせません。
投資におけるリスクとは、「資産減少」であり、それの可能性を可能な限りさげる努力をすることで長期的に安定したリターンを得ることができます。

リスク管理を行うことで、損失の可能性を最小限に抑え、安定したリターンを目指すことが可能になります。そこで注目されるのが「コア・サテライト方式」です。

コア・サテライト方式とは?

「コアサテライト戦略」とは、運用資産を守りの資金(コア)と攻めの資金(サテライト)に分け、それぞれの目的にあわせて異なる投資対象で運用を行う投資戦略のことを指します。
この方式は、安定した資産と高リスク・高リターンを狙う資産を組み合わせることで、リスクを抑えながらも資産を成長させる戦略です。

このブログのタイトルにもある通り、お金を増やすための投資であるため負けることは避けたいですよね。なので、パパ個人的には、投資をする際にはコア・サテライト方式を採用することをおすすめです。

このコアとサテライトの割合は7:3といわれることが多いです。コアは投資資産の中でも減らない資金であるため、ここの割合は高くなります。ただし、投資資金自体が余裕資金なので大きく収益を上げたいという方は損益が出ることも覚悟して6:4の割合にすることも検討してもよいでしょう。

コア・サテライト方式の基本概念

コア(基幹部分)の定義と役割

コア・サテライト方式において「コア」とは、「投資ポートフォリオの基盤(上記グラフの7割)」となる部分を指します。ここには、安定性が高く、長期的に信頼できる資産が含まれます。一般的には、S&P500のようなインデックスファンドや大型株、債券などがコア資産として選ばれることが多いです。

これらの資産は、経済全体の成長に連動して安定したリターンを生み出すことを期待され、コア部分の役割を果たします。

サテライト(周辺部分)の定義と役割

一方、「サテライト」とは、「コアを補完し、より高いリターンを目指す部分(上記グラフの3割)」を指します。サテライトには、個別株やテーマ型ファンド、さらには新興市場の株式などが含まれることが多いです。

これらは高リスク・高リターンの投資対象であり、ポートフォリオ全体のパフォーマンスを押し上げる可能性があるため、ポートフォリオ全体のリターンを最大化することが可能になります。但し、リターンが望める分、リスクもあるでしょう。

コア・サテライト方式のポートフォリオ事例

あくまでも参考程度に見ていただきたいですが、ポートフォリオの具体的な組み合わせ例として、紹介したいと思います。概念だけ、理解できても実践に移せなければ株式投資は意味がありません。

投資期間ごとのポートフォリオ(銘柄)例

投資期間によって、コア・サテライトの配分を調整する事例です。

長期投資を目指す場合は、コア部分(「日経平均」や「S&P500」といった指数などに連動する投資信託)を多めに設定し、短期的なリターンを狙う場合はサテライト部分(新興株・成長株)の割合を増やす。そもそも自分がどっち寄りの投資哲学か?によってもこの投資戦略を実践方法が変わってきます。

初心者向けのポートフォリオ(銘柄)例

S&P500+個別銘柄(自身の好きな銘柄や成長株)

あくまでも一例ですが、コア部分に国内外のインデックスファンドを70%配置。サテライト部分には個別株やテーマ型ファンドを30%配置する方法もあります。パパの周りは比較的このポートフォリオを組んでいる方が多い印象です。

この配分は、安定した成長を狙いつつ、リスクを抑えることが可能です。また、サテライト部分には、馴染みのある業界や企業に投資することで、安心感を持って投資を始めることが期待できます。可能であれば、応援したいと心から思える企業に投資すると心理的安全性も担保できるのではないでしょうか。

日経平均に連動する投資信託+個別銘柄(自身の好きな銘柄や成長株)

海外から注目され始めている国内インデックスをコア部分に70%配置。サテライト部分には個別株やテーマ型ファンドを30%配置する方法もあります。「米国にかけるか、日本にかけるか絞れないよ」って方は、全世界株式(オールカントリー)に投資をするのもよいでしょう。

最もまずいのは、自分が何に投資をしているか、投資対象を把握していないことです。これでは投資結果をコントロールできなくなるからです。短期ではなく、長期で考える。徹底的なリスク管理やコスト管理をできることが、投資成功に繋がります。

そもそも、証券口座解説がまだという方はこちらもご覧ください。

コア・サテライトのメリット・デメリット

ここまで見ると、いいことだかけに見える「コア・サテライト方式」のメリット・デメリットについて触れていきます。

コア・サテライトのメリット

投資初心者でも実践しやすい

コア・サテライト方式の最大のメリットは、長期的な安定性と短期的な投資チャンスをバランス良く取り入れることができる点になります。コア部分で安定したリターンを確保しながら、サテライト部分で市場の変化や新たな投資機会を活用することで、ポートフォリオ全体の成長を目指すことが可能です。

長期投資向き

この方式は、リスク管理がしやすいという強みもあります。コア部分がポートフォリオの基盤を支えるため、サテライト部分でのリスクを抑えることができます。また、リバランスを行うことで、常に目標とするリスク水準を維持しやすく、安定した資産形成が可能になります。

コア・サテライトのデメリット

大きなデメリットというよりは、注意すべき点について語ります。

注意すべき点とリスク

サテライト部分に過度に依存すると、ポートフォリオ全体のリスクが高まる可能性があります。また、リバランスを怠ると、資産配分が偏り、リスク管理が難しくなることもあります。そのため、定期的にポートフォリオを見直し、適切なバランスを保つことが重要になります。

よくあるのが、一度綺麗なポートフォリオを作って放置する方がいますが、株式相場は日々動きます。最低でも半年に1回は自身のポートフォリオを見直しましょう。

まとめ

ここまで、コアサテライトについて解説してきました。

最後まで見て下さりありがとうございました。 
正しく投資について学ぶことが、資産形成においても重要だと捉えております。パパも勉強しながらも引き続き意味のある情報を提供できればと思います。株式投資ライフを楽しみましょう。 

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